コラム

 公開日: 2017-04-16 

青春の彷徨、新宿ゴールデン街―無頼に生きる、がテーマだったあの頃―Ⅰ

先日若者の「○○離れ」について書きました。

あのときは「車離れ」と「ブランド品離れ」について私の考えを述べてみましたが、そのほかにも若者の「○○離れ」は沢山あるそうです。
酒離れ、煙草離れ、ギャンブル離れ、恋愛離れ、活字離れ、テレビ離れ、電話(固定)離れ、消費離れ
いろいろと挙げられています。

中でも「酒離れ」は少し気になるところです。
「酒」を覚えるのは、若い頃私たちにとって、一種「負」の通過儀礼でした。
「酒は飲むもので、飲まれてはいかん。」なんて先輩たちに教わったりもしたが、飲み方もろくすっぽわからない若造の頃は、酒に飲まれて大小あれこれ失敗もしたものです。

東京にいる頃、学生時代から社会人になるまでずっと新宿ゴールデン街のスラム的な飲み屋に通いました。
この店は50年近くたった今でも、当時と同じママさんがやっているので上京した折には時々顔を出しています。


若い頃は、背伸びしてこのゴールデン街の酒場に通ったのです。
この酒場は、役者或いは役者崩れの人、フリーのライター、マスコミ関係者、舞踏家、舞踊評論家、本流から外れた大学の先生などサブカルチャーの担い手オンパレードでした。
ここに行くと、一晩に必ず幾つかの「事件」が起こり、普段の日常では味わえない刺激をもらったものです。

「役者崩れ」とは、いささか失礼な言い方かもしれません。
本人たちは大まじめで、アングラ劇団のような、一般的にはよく知られていない世界で活動している人達でした。(注:「アングラ」とはアンダーグラウンドの略で、表舞台に立たない、いわばマニアックな世界での活動を指します。家に籠っている訳ではないので、今でいう「オタク」とも若干違います。)
彼らは、イメージとは裏腹によく勉強もしていたし、真面目で不器用な人が多かったのです。
そう言えばある晩、即興で東北弁ごっこをやろう、ということになったとき、生真面目な彼らは案外と不器用かつ下手くそで、私の方がよほどうまくこなしていたのを覚えています。

それはともかく、このゴールデン街の店ではよく酒を飲みました。
こういう場所で飲んだくれていると「無頼(ぶらい)」という言葉が頭をよぎります。
まっとうな社会生活から少しドロップアウトした不良な気分、とでも言えばいいのでしょうか。
「無頼」という言葉には「常識」とか「たてまえ」とか「健全」とかに対する反骨精神、反逆の心みたいなものを感じます。



つづく

この記事を書いたプロ

海江田経営会計事務所  [ホームページ]

税理士 海江田博士

鹿児島県志布志市志布志町安楽2024-2 [地図]
TEL:099-472-0620

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

13

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
財務診断
イメージ

たくさんの勘定科目と数字が並んだ決算書。1年間の業績がこの数枚の書類に記されています。「売り上げが減った」、「経費が増えた」、「利益が減った」・・・こ...

経営サポート
イメージ

当事務所は適切な会計処理・税務申告だけには留まりません。経営に関するあらゆるサポートを実施しています。■ 社長と共にマンツーマンでこれからの経営を考える...

 
このプロの紹介記事
海江田経営会計事務所 所長 海江田博士さん

地域と中小企業の活性化のための包括的な支援を行う税理士として(1/3)

 海江田経営会計事務所は、会社経営者の多角的支援をモットーとしている志布志地域では規模の大きな事務所です。代表である海江田博士さんは、税理士であるお父様の跡を継いだ二代目。鹿児島市をはじめ福岡や奄美大島などエリアを超えた会計事務所として精力...

海江田博士プロに相談してみよう!

鹿児島読売テレビ マイベストプロ

税務に留まらず多角的に支援することで経営の発展を目指す強み

事務所名 : 海江田経営会計事務所 
住所 : 鹿児島県志布志市志布志町安楽2024-2 [地図]
TEL : 099-472-0620

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

099-472-0620

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

海江田博士(かいえだひろし)

海江田経営会計事務所 

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
プロのおすすめコラム
常識破りの功罪Ⅳ(おしまい)

残念ながら私はその委員会には馴染めなかったのですだが、別に愚痴や批判を書きたいわけではないので、そこのとこ...

[ 中小企業経営を考える ]

スタイリスト、「服育」の勧めⅡ

面白かったのは、その逆のサンプルとして、イタリアの男のこんなエピソードを語っておられた。ヨーロッパで仕事を...

[ マーケティング ]

マーケティング 経営改革の第一歩
イメージ

現代はマーケティングの時代と呼ばれています。作り手の都合が優先されていた時代から、消費者が主導権を取る時...

[ マーケティング ]

地方商店街 衰退の原因
イメージ

 原因はマーケティングの欠如! 地方商店街が衰退した原因はなにか?と質問されたら、その答えは「マーケテ...

[ マーケティング ]

若者から見た「ズレ」への共感について―現代日本の様々な矛盾点を考えてみる―Ⅶ

古市氏のいう「おじさん」は、おそらく都会在住の彼の立場からすると、イメージとしては企業の役員や社員、官僚、...

[ 世代による考え方、行動の違いを考察する ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ